それ本当に発達障害?

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「集団行動ができない」「じっとできない」「言葉が遅い」「コミュニケーションがうまく取れない」これらの症状から発達障害を疑われたことがある子もいるのではないでしょうか。

しかし発達障害でないにも関わらず発達障害と同様の症状が現れることもあるのです。この記事では仮に『発達障害状態』と呼ぶことにします。※「グレーゾーン」と呼ばれることもある。

この記事ではなぜ『発達障害状態』のような症状が現れるのかどうすれば改善できるのかを紹介していきたいと思います。

発達障害とされる子どもは13年で10倍に!?

まずはじめに、2022年文部科学省から驚くような調査結果が出されました。

発達障害と見られる児童数が2006年時点では7000人だったものが、2019年には7万人と13年で10倍にまで増えているというのです。

本当に発達障害の子どもはこれほどまでに増えているのか?

注意すべき点は、この調査結果が専門機関による診断ではなく、現場に立つ学校教師の評価によるものであるということです。もちろん評価項目に準じてはいますが教師の主観などによって左右されることも考慮しなくてはなりません。

また、専門家でもなければ発達障害なのか発達障害状態なのか判別することは難しいでしょう。

発達障害と発達障害状態の違い

発達障害の定義:生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態を指す。

グレーゾーン:診断はつけられないが、発達障害の症状を見せるもの(簡単に言うと脳に異常は見られないが症状が見られる状態)。

発達障害状態:生活習慣や生活環境の影響により、発達障害の症状を見せるもの

※発達障害の診断方法:「DSM-5」等

発達障害状態を引き起こす原因

  • 生活リズムの乱れ
  • 睡眠不足
  • テレビやスマホ、タブレット等電子機器類の多用

乳幼児期の脳は生きていくために必要な力(言語・感情制御・社会性)を獲得していく時期と言われています。その大事な時期に生活リズムが乱れ、電子機器類を多用することで脳の発達が遅れ脳機能のバランスが崩れるため発達障害のような行動が見られると言われています。

発達障害状態の症状を改善する方法

まず、大事なこととして脳はいつまでも成長し続けるため、今の状態からいくらでも変わるチャンスがあるということ。もし診断がついていたとしてもトレーニングや成長によって症状が変化していくということです。

脳の状態を改善するたった一つの方法

それは『生活習慣の改善』です。えっ、これだけ?と思われるかもしれませんが生活習慣を整えるだけで脳はどんどん良い方へ変化していきます。

では生活習慣の改善に必要な3つのポイントについて見ていきましょう。

  1. 朝日を浴びる  朝起きたらまず、体内時計をリセットし正常に戻すことが重要です。
  2. 十分に眠る  質・量ともに良い睡眠をとることで生活リズムが整います。ホルモンの関係もあり22時までには寝るようにしましょう。
  3. 規則正しい時間に食べる  朝起きて食欲がないのは体内時計が狂っているということです。睡眠がしっかり取れていると朝起きれば自律神経が活発になり、脳が空腹を意識します。

脳と生活習慣の関係

①脳のバランスを整える

小脳を育てるためには五感からの刺激が効果的と言われています。刺激を効率よく受け入れ脳のバランスを整えるために必要なことは「規則正しい生活の繰り返し」です。きちんと昼に行動し、夜更かしせずにすぐ寝るという昼行性動物としての正しい生活の中で多くの刺激を受けることが必要となります。

朝日を浴び(視覚)、朝食を食べ(味覚、嗅覚)、親子の会話や出かける前のハグ・ハイタッチ(聴覚、触覚)など普段の生活の中にも刺激は溢れています。ただ刺激なら何でも良いわけではなくゲームやスマホは時間の制限を設けるなど、出来るだけ避けた方が良いでしょう。

②セロトニン神経が育つ

「セロトニン」とは体と心を安定させ、安心な気持ちを作り出す「幸せホルモン」とも呼ばれている神経伝達物質です。

セロトニンの働き

  • 姿勢、呼吸、睡眠、自律神経等を整える
  • 記憶や認知機能の
  • 不安や恐怖などの気持ちをなだめ、安心感を産む

セロトニン神経を育てる方法も規則正しい生活です。朝には朝日を浴び、夜は部屋を暗くして22時までに寝る。セロトニン神経が育つことで嫌なこと・困ったことが起きても、どうすれば良いのかを自分で考えられるようになります。

発達障害状態によくある「姿勢がダラっとしている」「落ち着きがない」なども改善していくはずです。

まとめ

この記事を読まれた方の中には、身近に発達障害に近い症状を持つ子どもがおり、悩まれている方もおられるのではないでしょうか。日々の関わり方、将来への不安等あるかと思いますが、まずは生活習慣を改善してみて下さい。

発達障害状態の子どもの生活習慣が改善すると1ヶ月程度で症状の改善が見られるようになります。

生活習慣を変えようとすれば親の生活も変える必要が出てくることもありますが、無理のない範囲で子どもの為、今できることをしてあげて下さい。

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